PMS・更年期障害

PMS

PMS(月経前症候群Premenstrual Syndrome)の症状は、月経開始の10~14日前から始まり月経開始とともに消えます。これは排卵後の黄体ホルモン(女性ホルモンのひとつ)が分泌される周期と重なっており、月経に関連して周期的に身体や精神に不調をきたすことをいいます。
PMSの原因ははっきりと断定できませんが、女性ホルモン(特に黄体ホルモン)の大きな変動が月経前におこることが原因と考えられています。しかし人の体はストレスなどの影響も受けるため、女性ホルモンの変動だけが原因ではなく多くの要因が関係しているともいわれています。
PMSには以下の症状が知られています。

身体的症状

  • むくみ
  • 便秘
  • 腹痛
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 肩こり
  • お腹の張り
  • 乳房の張り

精神神経症状

  • 情緒不安定
  • イライラ
  • 抑うつ
  • 不安
  • 眠気
  • 集中力の低下
  • 睡眠障害
  • 自律神経症状としてのぼせ
  • 食欲不振、過食
  • めまい
  • 倦怠感

とくに精神状態が強い場合には、月経前不快気分障害(PMDD:premenstrual dyspholic disorder)の場合もあります。 PMSは上記の症状が月経前に毎月現れ、月経開始後には改善することが特徴的です。日本では月経のある女性の約70%が月経前に何らかの症状があります。生活に支障をきたすPMSの症状がある女性は約5%いるといわれています。思春期ではPMSがより多いとの報告もあります。また症状が似ているPMDDや、うつ病などの精神神経疾患ではないことの確認は重要です。PMSの症状でお困りの場合では、ご相談ください。

PMSの治療

治療ですが、PMSの発症している期間では心身ともにバランスが崩れやすくなっております。なるべく気分転換やリラックスできる時間をつくり、生活習慣の改善(食事の改善、運動不足の改善)やストレス対策をお勧めします。できるだけ心身のバランスを保つようにしましょう。症状が重い場合には、仕事の負担を減らすことが治療になる場合もあります。またカフェイン、アルコール、喫煙は控えたほうがよいといわれています。カルシウムやマグネシウムの摂取が症状の改善に有効ともいわれます。
日常生活に大きく影響するほどの症状が強くでる方では、低用量ピルによる治療が有効です。その他の治療としては漢方療法や、精神神経症状が強い場合では精神安定剤やSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を使用することもあります。
くれぐれも、無理してがまんをすることのないようにしてください。

更年期障害について

まず閉経についてですが、閉経は卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が消失した状態をいいます。日本人の平均の閉経年齢はだいたい50歳ですが、個人差が大きく、早い人では40歳台前半、遅い人では50歳台後半に閉経を迎えます。閉経前の5年間と閉経後の5年間を併せた10年間を更年期といいます。
更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気を伴わないものを更年期症状といい、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を更年期障害といいます。
更年期障害の主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら低下していくことですが、その上に加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関与することで発症すると考えられています。

更年期障害の症状

症状は大きく3種類に分けられます。

血管の拡張と放熱に関係する症状

  • ほてり
  • のぼせ
  • ホットフラッシュ
  • 発汗 など

その他のさまざまな身体症状

  • めまい
  • 動悸
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 関節の痛み
  • 冷え
  • しびれ
  • 疲れやすさ など

精神症状

  • 気分の落ち込み
  • 意欲の低下
  • イライラ
  • 情緒不安定
  • 不眠 など

検査について

更年期障害でみられる症状は、他の病気の一症状としても見受けられるものもありますので、診断をつけるためにホルモン検査などを行うことがあります。

治療について

治療が必要となった場合に漢方薬やホルモン補充療法がおこなわれます。主に自律神経失調症に効果があると言われています。

漢方薬

漢方薬はさまざまな生薬の組み合わせで作られおり、全体的な心と体のバランスの乱れの回復させる働きを持ちます。加味逍遙散、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散 などが漢方の治療薬として知られています。

ホルモン補充療法(HRT)

更年期症状の主な原因がエストロゲンのゆらぎと減少にあるため、少量のエストロゲンを補う治療法(ホルモン補充療法:HRT)が行われます。
その他に精神神経症状が強く出ているのであれば向精神薬の服用、プラセンタ注射、食品やサプリの摂取(大豆)などの対応もあります。

プラセンタ療法

プラセンタには、サプリメント、注射、点滴があります。当院では注射によるプラセンタ療法も行っています。なお注射で用いられる原料は、人間の胎盤から抽出したエキスになります。
胎盤は、妊娠時に体内に一時的に存在し、出産と共に体外へ娩出されるものです。胎盤は、胎児に栄養や酸素を補給するなど成長を促進させるなどの働きをする臓器で五大栄養素などが含まれ、成長途上の胎児の代わりに呼吸、代謝・解毒、排泄、ホルモン分泌、消化、免疫作用といった働きを行います。このことから様々な働きがあるとされ、これまでにも肝機能や更年期障害を改善させる治療薬として用いられてきたという歴史があり、アレルギー症状の改善を期待できる可能性も言われています。その後、プラセンタの治療をしている患者様に肌がきれいになった、しみやくすみが改善したなどの意見も多く有り、美容医療としても使われるようになりました(美容目的での使用は自費診療です)。
このプラセンタには、活性酸素(老化の原因)の除去、抗炎症作用、血行促進を期待できる可能性もあります。
これによって、コラーゲンやエラスチンの減少を食い止める、肌の新陳代謝を高め、しみやくすみの予防や改善効果につながるといわれています。このほかドライスキン、ニキビ、脂性肌といった皮膚トラブルにも効果がみられるともいわれています。

メルスモン注射による更年期障害の治療は保険適応となります。

プラセンタの作用
免疫賦活作用:抵抗力・免疫力を高める
活性酵素除去作用:アンチエイジング
強肝・解毒作用:肝機能を高める
乳汁分泌促進作用:乳汁分泌の促進
抗アレルギー作用
疲労回復作用
美肌促進作用:美肌効果による、シミ・シワ・ニキビの抑制
プラセンタの効果
婦人科:更年期障害・生理不順・生理痛・冷え性、乳汁分泌促進
胃腸:便秘・胃下垂・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
肝臓:脂肪肝・アルコール肝炎・ウイルス性肝炎・肝硬変
アレルギー科:花粉症・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・気管支喘息
整形外科:肩こり・腰痛・関節痛
神経科:不眠症・自律神経失調症・頭痛
美容:シミ・しわ・たるみ・美白・美肌効果
その他:免疫力減退・風邪・精力減退・視力低下・もの忘れ・味覚や嗅覚減退・耳鳴りなど

更年期障害や、産後の乳汁漏出不全などをはじめ、上記疾患でお困りの方はご相談下さい。

044-872-7576
院長
町田 綾乃
診療内容
婦人科・産科・美容外来
住所
〒216-0007
神奈川県川崎市宮前区小台2-5-1
ティモネ宮前平3F
最寄駅
東急田園都市線「宮前平駅」南口徒歩1分
休診日
木曜・土曜午後・日曜・祝日
受付時間
平日:午前は12:00まで、午後は17:00まで
土曜日:12:30まで
9:00~13:00
  • 受付開始時間は診療開始の5分前です。
  • お電話での問い合わせは診療時間内にお願いします(診療時間外の電話対応は出来かねます)。
  • 外来診療中は、混雑のため電話対応が難しい状況もございます。ご配慮をお願いします。
  • WEB予約、LINE予約が可能な方は、予約に関する電話でのお問い合わせをお控えいただくようお願いします。
  • 当院はレディースクリニックとなりますので、成人の男性の付き添いはご遠慮ください。
  • 介助が必要な方、未成年の方の付き添い、外国籍で通訳が必要な方(このケースでは診察時以外はクリニック外でお待ちください)は例外となります。
  • いずれの場合でも、受診の前に必ずお電話にてご相談下さい。また、付き添いされる方は基本的には患者さんの診察までは外でお待ちいただきますようご協力お願いします。
  • 待合スペースに限りがありますので、成人されている患者さんのご家族の付き添いは、できる限りお控え下さい。
  • ご年配の方で、web予約が難しい方は電話にてご相談下さい
診療時間 日祝
9:30〜12:30
14:00〜17:30
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