骨粗鬆症
骨粗鬆症とは、骨のカルシウム量が減少し、骨がスカスカになり脆くなる疾患です。主な原因は老化や閉経(女性ホルモンの減少)、運動不足、喫煙、飲酒などです。
発症すると少しの衝撃でも骨折する高齢者特有の症状があり、場合によっては介護が必要となり日々の行動に制限がかかります。
予防の方法
骨に必要不可欠な栄養素をしっかり採る
カルシウム・ビタミンD・ビタミンKなど骨に必要不可欠な栄養素をしっかりと採りましょう。他にもマグネシウム・ビタミンC・ビタミンBなども必要です。
カルシウムは1日700~800mg(成人)を目安に採るのが理想です。主に牛乳・ヨーグルト・チーズ・魚・豆腐などに多く含まれます。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて骨形成のサポートをする役割があります。主に鮭・きのこ・卵黄に多く含まれます。日光浴も効果的で、1日15分は日光を浴びてください。
ビタミンKは骨にカルシウムを定着させる働きがあります。主に納豆・ほうれん草・キャベツに多く含まれます。
運動を行う
運動することで骨に刺激を与えることで、骨密度の維持・増加が期待できます。 さらに筋肉を鍛えることで自身の体をしっかりと支えることができ、転倒防止につながります。散歩程度の運動でも十分効果はありますが、できるだけ毎日または週に数回程行うことが大切です。
検査について
骨密度検査(DEXA法)
「Dual Energy X-ray Absorptiometry(デュアルエネルギーX線吸収法)」の略です。 2種類の異なるエネルギーのX線を測定部位に照射することで、骨量を調べる検査方法です。主に腰椎(腰の骨)、大腿骨頸部(太ももの付け根部分の骨)などを調べます。 短い時間で済み、放射線の被ばく量も少ないため、安全性に優れています。
川崎市の骨粗鬆症検査
当院では、川崎市の骨粗鬆症検査も対応しております。
詳しくはこちらからご確認ください。
検査をおすすめの方
- 40歳以降の女性
- 月経不順のある方
- 糖尿病、関節リウマチ、ステロイド薬の服用をしている方
- 過去に骨折をしたことがある方
- 極端なダイエット経験がある方
- 低体重の方
- 過度な喫煙・飲酒をしている方
- ご家族が骨粗鬆症を発症している方